ERPパッケージ
ERPパッケージとは、ERPを実現するためのシステムを構築するためのパッケージソフトのこと。日本語では統合業務パッケージと呼ばれており、受注・販売管理、仕入・生産管理、会計などの企業の基幹業務をサポートするシステム。
ERPパッケージの特徴として、リアルタイムに情報を収集し、プランニングに活かすことができること、また、グローバルな展開に強みを発揮することです。システム構築期間の短縮と他企業で実証された効率的な業務プロセスを導入できることから、1980年代に広まった。
ドイツSAP社のR/3やOracle社のE-Business Suiteが大企業向けとして有名。中小企業向けのERPパッケージも発売されている。富士通のGLOVIAシリーズ、OSK（大塚商会）のSMILEシリーズ、オービックの奉行シリーズなどが有名。統計資料によるといずれも、年商50億円以上の企業の導入が多い。また、パッケージによって、得意とする業務分野が異なるので、導入時には注意が必要。