私たちの考え方

インターネットビジネス成功の9法則

インターネットでのビジネス展開はリアルでのビジネス展開に比べ、簡単に立ち上げられると考えられがちですが、事業化(収益化)までは厳しい道のりが待っています。
私たちのこれまでの経験則から、インターネットでビジネスを成功させるための法則を、ビジネスモデルの側面(1~5)、サイト構築の側面(6~9)からまとめました。

法則 1 事業そのものが人の役に立つこと

インターネットサイトサイト構築は、リアルでのビジネススキーム構築に比べ、簡単に構築できてしまいます。本当にそのサービスが人の役に立つか、じっくり検討せずにとりあえず、面白そうだから作ってみようと始められるケースも見受けられます。それで成功する場合もありますし、資金的に余裕がある場合なら全く問題ありません。しかしながら、たいていの事業者は限られた予算の中で、成果を求められます。簡単に投資判断をせずに、まずは、「人の役に立つ」という視点で検討してください。人の役に立たないサービスは成功しません。

法則 2 収益化のモデルが描けること

日本のインターネットユーザーには「インターネット上のコンテンツはタダ」という風潮がまだ根強く残っています。物販に関しては、物品の売買が発生するので、そこに収益が発生します。しかしネット上でのサービス提供や情報提供に対してユーザーから費用を徴収することは非常に難しいことです。サービスのメリットを享受しているユーザーから利用料を徴収できるのか、検討してみてください。もし、ユーザーからの聴取が難しいのであれば、広告収入を確保する道を検討する必要があります。広告で収益を得るためには、それなりのユーザー数が必要になり、立ち上げ当初から収益化することは難しいでしょう。インターネットビジネスの収益モデルは、主に「物販」「広告」「課金」の3種類、あるいはこれらの組み合わせに集約されます。まずは、誰から収益を上げるのか、収益モデルを描けることが事業化の第一歩です。

法則 3 初期投資を極力抑えること

ビジネスを始める上で、まずユーザーニーズやマーケットを調査します。その上で成功予測、事業計画を策定し、成功するための道筋が整ってから始めます。実際に始めると、計画通りに進まないことが多く、計画修正をせざる得ない状況になってきます。計画はあくまでも机上のもので、サイトを構築し稼働させてみると、新たな問題を発見することになります。成功するためには問題点を少しずつ解決していくイノベーションが必要です。イノベーションを繰り返し、如何に成功法則を見つけられるかが成功するための条件になります。イノベーションの余力を残しておくためにも、初期投資は極力抑え、体力を温存することが必要です。

法則 4 既存事業とのシナジーがあること

始める事業が何であれ、事業を運営していくために人や情報などリソースが必要となります。物販であれば商品情報を掲載するための人や受発注、配送に必要な設備や人、情報提供(広告モデル)であればコンテンツそのものやコンテンツを作る人、サービス提供(課金モデル)の場合にはサービスを運営する人、などです。もし、既存の事業とシナジーがあれば、初期投資や運営費を抑えることになります。物販している商店がインターネット物販に参入することは、シナジーを活かした戦略といえます。ただし、本業とのカニバリゼーションが発生しないよう戦略を練る必要があります。

法則 5 リアルのサービスもしっかりしていること

インターネットのサービスと言えども、電話やメールによるサポート、費用の徴収、商品の配達など、ユーザーからみて、その背景に「人」が存在するサービスが必要になります。
Webサイト上でいくらサービスの優位性、利便性をうたっていても、「人」によるサポートがいまひとつでは台なしです。Webサイトの構築と併せてリアルでの業務プロセスもきちんと設計する必要があります。

法則 6 ユーザーメリットを明確にすること

Webサイトでは、ユーザーにどんなメリットがあるのか明確にすること。ユーザーが特に考えなくてもメリットを享受できるインターフェースが最適ですが、そのようなインターフェースを作り上げるまでには、トライ&エラーを積み重ね作り上げていく必要があります。まずはテキストで構いません。どんな目的で運営しているサイトで、ユーザーにどんなサービス、メリットを提供するのか、明確に表現する必要があります。

法則 7 ランディングページでユーザーが求めている答えを伝えること

ロボット型の検索エンジンが出現してから、ユーザーの行動は、情報を検索で探す方向が顕著になりました。ユーザーは検索の結果、たどり着いたページに目的の情報の有無を数秒で判断するといわれています。この数秒の間にサイトの存在意義、メリットを訴えられないと、ユーザーは直ぐに立ち去ってしまいます。SEOやLPOを施す場合には特に注意し、ただ単にビックワードで検索されればいいというものではなく、そのページでユーザーに提供できるメリットを勘案し、対策を施す必要があります。

法則 8 ユーザー導線をシンプルにそしてコンバージョンを上げること

ユーザーが求めてる情報を追っていくと、必然的に最終的な購入や申込に到達するようなサイト構造が望ましいです。デザイン云々以前の問題で、情報が分かりやすく配置されていること、ユーザーのリテラシーに合わせて情報の階層を設けていることが大切になります。また、最終的な購入や申込インターフェースが使いやすい、分かりやすいことも大切な要素です。

法則 9 システムとして正しい反応をすること

突然ページが閉じる、あるいはエラーが出る、などユーザーが予期しない反応をシステムが見せると、サイトに対する不信感が生まれます。初期のプロトタイプ運営の段階であれ、システムのバグは潰し、完成に近い状態にしておきましょう。

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