私たちの考え方

理想的なインターフェース

理想的なインターフェースとは? 私たちは日々考え続けています

コンピューターシステムを利用する時に、まずユーザーが手にするのが「インターフェース」です。
ユーザーが思い描いた処理を実行するために、手を動かしてインターフェースを操作して、コンピューターに命令を与えていきます。

実際、コンピューターに処理をさせるには、コンピューター上に表示される「インターフェース」を操作することになります。
普段あまり気づかないかもしれませんが、実はこのインターフェースの良し悪しで、ストレスの度合いが全然違ってくるのです。

インターフェースにおける重要な要素とは?

「インターフェース」では、以下の4つの要素が重要視されています。

  • 覚えやすさ
  • 効率性
  • ミスの少なさ
  • 満足度

「覚えやすさ」とは簡単に言うと、操作法がわかりやすく、記憶しやすくなっているかということです。
パッと見てすぐ使えて、次使うまでに間が空いても操作法を覚えていられる、直感的に操作できる、ということを示しています。

「効率性」は業務効率のことです。
入力しやすく簡単であれば業務効率は上がりますし、逆に入力しづらく項目が多ければ、それだけ業務効率は下がってしまいます。

「ミスの少なさ」は、入力ミスを起こしにくい作りになっているか、万が一ミスがあってもすぐにフォローできるか、ということです。
ミスに気づかせる、ということでは、ユーザーインターフェースはとても重要な役割を持っています。

「満足度」とは、ユーザーがシステムを使うことに感動を覚えるか、ということです。
使いやすさはもちろんのこと、見た目の美しさや整頓性、リアクションの良さなど、システムを「また使いたい」と思わせることは大切なことです。

ユーザビリティを高める6つの要素

ユーザーインターフェースの使いやすさを「ユーザビリティ」といいます。
モアシスでは、ユーザビリティを良くしていく際に、以下の6つの要素を重要視しています。

  1. 簡素にすること
    いざ作るとなると、ついあれもこれも一つの画面に盛り込みたくなってしまうかと思います。
    しかし多くの機能を盛り込むと、それだけインターフェースも複雑になるので、覚えにくく操作ミスが発生しやすくなってしまい、逆にマイナスです。
    画面を複数に分けたり、ボタンや入力フォームの数を減らしながらも内部で自動処理させるようにするなど、なるべくユーザーが触れる部分は簡素にした方が、覚えやすく効率性も高まり、ミスが少なくなるはずです。
  2. 導線を考えること
    どんなシステムも、「作業の流れ」があります。この「作業の流れ」を導線として定義して、順序良く入力できるようにすると、ユーザーがやりたいことを効率的にミスなく実行できるようになります。
    単にインターフェースの配置を工夫するだけでなく、ラベルや色などのビジュアル面での区別、進行状況や現在位置(階層)を表示するなど、ユーザーにストレスなく入力してもらうことが、ミスを減らし満足度を高める要因となります。
  3. 適切に指示すること
    ユーザーはシステムに向った時、すでにやりたいことが決まっています。
    それを実現するためには何を入力したらいいか、エラーが発生した場合はどこでどのようなエラーが発生したのか、入力完了したら何をすればいいのか、など、ユーザーに適切なアドバイスを与えることは、ミスを防ぎ効率性を高めます。
    また、指示をする際にもユーザーの目線やITリテラシーを考えて、注意は先に記載したり、わかりにくい用語は省くなど、より適切な指示になるように配慮しましょう。
  4. 正しくリアクションすること
    ユーザーは入力したら即座に反応がないと「どうしたんだろう?」と思ってしまいます。
    入力フォームで送信ボタンを押しても反応がなかったり、エラーがあるのにエラー表示がされなかったりすると、ついイライラしてしまいがちです。
    時間のかかる処理ならそのことをまずユーザーに伝えた方が良いでしょうし、ユーザーのアクションに対してなるべく早くリアクションを返す方が満足度が高まり、ミスも減ります。
  5. 現実の物と合わせること
    いくらコンピューターソフトウェアでも、操作するのは人間です。今いる現実世界の習慣に慣れ親しんでいる以上は、ソフトウェアもそれに合わせた方が人間に満足感を与えやすいものです。
    たとえば、動くものは現実世界の物理法則に基づいて動いていた方が、人間にとっては心地よく感じられます。
    右利きの人は右手にマウスを持ち、時には右手で鉛筆を持ち、右手で消しゴムを持ちます。基本操作は右手で行うため、よく使うものは右側に置いていることが多いでしょう。インターフェースでも右側によく使う機能を置いておいた方が、何となく使いやすく感じるでしょう。
  6. 大きくすること
    一画面に多くの要素を詰め込むとき、ラベルやインターフェースのサイズを小さくして納めてしまいがちですが、これはかえってユーザーの効率性やミスの少なさを損ねてしまうことになります。
    実は、ユーザビリティにとっては、小さくすることは何一つ得な要素が無いのです。
    入力欄があまりに小さいと、文字の入力ミスがあっても目視では気づかないでしょうし、そもそも入力しづらくなってしまいます。ボタンなどは小さいと押しにくいのでストレスを感じてしまうでしょう。特にタッチパネルのインターフェースでは、小さいと確実に押せず入力ミスが多発してしまいます。

これらの要素に重点を置いて、ユーザビリティの高いユーザーインターフェースを構築しています。

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